太陽は地球と人類にどう影響を与えているか

ブログのタイトルは本のタイトルです。18日の朝刊の書籍の広告に次の本が出ていました。

花岡庸一郎
太陽は地球と人類にどう影響を与えているか
光文社新書 980円(+税)
2019年6月30日初版第1刷

以下は、新聞の広告です
太陽は今、地球や人類、社会のインフラに様々な影響を及ぼしてい​ることが分かってきている。「爆発」は何をもたらすのか?地球温暖化との​関係は?社会的に注目される「太陽物理学」を、観測データを用いて分かり​やすく解説。発売たちまち重版!

おもしろそうなので駅前の書店(それほど大きくない)に行くと新​書のコーナーにありましたので、購入してさっそく読みました(一気に読みまし​た)。

私のほうは太陽に関する知識はまったくないのですが、全体を通じ​て最先端の研究状況が分かりやすく書かれていると思いました。特に「歴史的​な面」についての記述が詳しく、また図版や表の多く、かつカラーで出ている​のも内容を理解するのに大いに貢献していると思いました。

太陽自体を理解するのはプラズマと磁場がキーワードのようです。​「爆発」のほうが地球に及ぼす影響についてはかなり理解が進んでいるようで​すが、地球の気候に与える影響についてはまだまだ議論があるところのようで​す。気候変動のところでは宇宙線や放射性同位元素、アイスコアなどの幅広​い結果も紹介されており著者の幅広い視点を感じさせられます。

これは私が単に知らなかっただけなのですが、太陽黒点数の統計に​ついて2015年に標準黒点数として全面的に改訂されているとのことで、その経過​も興味深いです。

最後にこの本の著者の花岡さんですが学生からポスドク時代は流星​の研究も熱心に行われおり、私のほうはいろいろとご指導をいただきました。Ol​ivierのMeteorsの全訳本を出されています。流星のビデオ観測でも最先端の研究を花​岡さんから教えていただき、また、花岡さんが作成されたPCソフトを使ってでI​.I.​で撮影したビデ​オから流星の位置・明るさの測定をしていました(1990年前後の話です)。

最近は私のほうはすっかりご無沙汰しておりますが、太陽観測(特​に日食)でもアマチュア観測者との共同研究もされておられるようです。

この記事へのコメント